本物の製品作り
開発ストーリー
例として、新しい「ON/OFF ヴェンチラクション」コンセプト開発ストーリーをご紹介します。
求められる効果:
・登りの際、最適な酸素供給を提供したい
・下りの際、最適な保護を提供したい
以上の効果を求め
「ON/OFF ヴェンチラクション・ファイバー」が開発されました。
開発箇所
「ON」:
・運動中の呼吸量を増やすため胸部を広げる動きを助ける*
*訳注:肺内部にある無数の肺胞を広げる働きを助けます。
肺胞とは、気管支先端の房状で毛細血管が網目状になった細胞のこと。肺の中に3~6億個あるとされる肺胞の袋に全身をめぐった血液から二酸化炭素がはき出され、同時に肺胞の中の酸素が血液中に取りこまれます。
「OFF」:
・心拍の落ち着きと同時に開いた胸部を閉じる働きを助ける
得られた効果
「ON」:
・加速時における最大換気量の促進
・寒さや外的要素からの身体の保護
「OFF」:
・減速時は高圧縮により上半身を保護
・体力消耗の原因となる筋肉振動の抑制
すべての製品には誕生ストーリーがあります。
すべてはアスリートによるアスリートのための製品なのです。
「製品の創造は必要性と感覚から」
これがコンプレスポーツの製品開発理念です。
形状への論理、使用すべき素材、完成品のイメージは常に明確で正確です。
まずは試作品の製造から始めます。
完璧な製品を完成させるには、最低でも1年~2年はかかります。
細部の変更や調整を重ね、最後の瞬間まで妥協を許しません。
すべてに完璧を求めた製品開発を目指します。
